Jorge Reyes / Pocito 11
よくわからんが、キューバのベーシスト。オーケストレーションされたラテンチューンはEgberto Gismontiを彷彿させる。キューバだけに夏向きのサワヤカな曲が多い。サルサっぽい雰囲気もあるんだが、基本的にはフュージョン。シンセの音がきもちいいーの。
どーでもいいけど、このジャケット、ペラペラすぎ。ポーランドのレコジャケよりもペラペラだ。こんなペラペラなジャケは初めてだ!あとそれから、盤が汚れているのか、一度クリーニングしたのに、針を落としてトレースしたら、A面から白い粉をふいた。なんだ、この粉は!小麦粉でも詰まってたのか!?
- 1. Pocito 11
- キラートラックとされている曲。6/8拍子の高速リズムが脳天を突き抜けるキューバンファンク。Jorge Reyesのベーステクもすごい。パーカッションもすごい。だが、この曲だけで、この作品をゴリゴリのキューバンファンクアルバムと思ってはいけない。
- 2. Como Fue
- 女性ボーカルをフィーチャーしたスローな曲。ふにゃふにゃしたベースが気だるい感じで◎。
- 3. Para Mi Amor Una Cancion
- コーラスのかかったベースとアコースティックピアノのから始まり、緩やかにフリューゲルホーン(多分)、その後にMoogが絡む。ゆったりできる曲で眠くなるぜ。しかしこのベースの音は気持ちいいなあ。
- 4. El Manisero
- もっともキューバっぽい雰囲気の曲。こういうのはサルサじゃないなよあ、メレンゲかなあ。南国調でいい雰囲気だな〜だと思ってたら、途中で雰囲気が丸ごと変わって、アップテンポに。この落ち着きのなさがプログレッシブで最高だ。個人的には#1よりもこちらの方がベストトラック。
- 5. Cancion Al Bajo
- Frank Fernandezによるオーケストレーションが渋い。それをReyesの重いベースがガッチリと支える。ピアノも美しい。少し寂しげな曲だ。
- 6. El Son De Victoria
- 打って変わって、超フュージョン。雰囲気としては、70年代と80年代の狭間に生まれたような、そんな感じ。シンセが気持ちいい。サルサっぽいシンコペーションが、やっぱりキューバだな、と思わせる。
- 7. Los Tres Golpes
- 渋いピアノの、思わせぶりなイントロから始まる。クラシカルな雰囲気から現代的なフュージョンへ変貌していく。
シ・パラ・ウステ:ファンキィ・ビーツ・オブ・レヴォリューショナリー・キューバ1
- アーティスト: オムニバス
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2007/05/03
- メディア: CD
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このコンピレーションに、キラートラックである、Pocito 11が収録されているらしいぞ。おれは持ってないけどね!でも、その他の曲も聴いて欲しい。