最近の読書

↓読了した本

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

ネタ本だが、おもしろい。世界征服は大変だ。
魔術はささやく (新潮文庫)

魔術はささやく (新潮文庫)

宮部みゆきの初期傑作、ということだが、彼女の作品としては深みが少ないかなと感じた。

火車」「模倣犯」ほど読んでいてスリリングな気持ちになれない。2時間ドラマを見ている感覚で退屈はしなかったけど。

字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)

字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)

週刊ブックレビューで取り上げられていた本。字幕屋さんの文字制限の苦悩と、昨今の日本語についてのエッセイ。主に風呂の中で読んだ。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)

江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)

おれは、これで多分、初めてまともに江戸川乱歩を読んだ思う。

江戸川乱歩は少年探偵団など、児童書のイメージが強かった。が、この本は子供にはちと早い。この本にはヘンタイしか出てこない。みんなヘンタイ。エログロな乱歩の短編はめちゃくちゃ面白かった。

恐怖奇形人間のネタにもなった「人間椅子」も収録されている。個人的に気に入ったのは「芋虫」。ほんとヒドイ話。

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理を証明した、アンドリュー・ワイルズのドキュメンタリー。ドキュメンタリー言えば、おれは「闘うプログラマー」が大好きなのだが、それに負けるとも劣らない面白さ。

フェルマーの最終定理には日本人のアイディアが大きく加担している。谷村=志村予想だ。同じ日本人として誇らしい。

この本は決して数学書ではない。たが、数学の美しさ、厳密さは知ることができる。受験勉強用の、公式だけを頭に叩き込む学校の数学には美しさが見出せない。公式を暗記するよりも、その公式を証明するほうが明らかに面白いし、勉強になるのではないだろうか。

↓今はこんなのを読んでいる。

グラスホッパー (角川文庫)

グラスホッパー (角川文庫)

携帯電話はなぜつながるのか

携帯電話はなぜつながるのか

↓最近買ったのはこんな本

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

暗号解読(上) (新潮文庫)

暗号解読(上) (新潮文庫)

暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)

暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)