Billy Wooten / Lost Tapes

CDやレコードをたくさん持っている人、音楽をたくさん聴く人にありがちなことで、買い物に出かけた時、ショップ内のBGMに反応する時がある。「あー、この曲知ってる！絶対に家にCDある！」

Billy Wootenの'Crown Royale'――その時はアーティスト、曲名すら思い出せなかった――を耳にした時も同じだった。家でさらっと聴くのと違い、外で思いがけず聴けたりすると、その曲がさらに、想像以上に「良く」感じる。

ヴィブラフォンがメインの、軽快なブラジリアン調のジャズファンクだ。だが、誰の曲かが思い出せない。キーワードはヴィブラフォン。カル・ジェイダー？　ロイ・エアーズ？　だが、どちらも違った。実際には、ビリー・ウーテンだった。ジャケット写真のヴィブラフォンが唯一の目印だった。

そんなわけで、今、探し当ててホッとしている。確かに家にあった。自分の記憶力もバカにはできないもんだな。

ロスト・テープス

実は、'Crown Royale'、In This Worldというアルバムにも収録されているが、これはバージョン違い。おれの好みとしてはより軽快なLost Tapesバージョンをお勧めしたい。

イン・ディス・ワールド

ハウス、ガラージ好きにも対応できるかな（？）