眉山

眉山 (幻冬舎文庫)

眉山 (幻冬舎文庫)

眉山を見た。

さだまさし原作だが、つくづく、彼自身が監督しなくて良かった映画だろうと思う。

やはり注目は、10年ぶりの映画出演の宮本信子か。貫禄の縁起。啖呵きりは往年の伊丹作品、とくにマルサの女の雰囲気が蘇る。

感動で涙ボロボロってわけの映画じゃないが、恋人が死にそうで、助けてください!とか彼女には時間がないんだ!とか
そんなお涙頂戴のクソ映画みるなら、こっち見たほうがいいと思う。

テーマ曲はさだまさしがやって欲しかったなあ。

映画としては地味な作品。2時間ドラマっぽい演出。最高ではないが、最低でもない、中の上くらいの映画。