規格統一

東芝HD DVDから撤退することになって、次世代メディア戦争はBlu-Rayの勝利となったわけだが、識者の人たちは、一様にパッケージメディアを否定しだしている。

確かにもうパッケージメディアは古いのかもしれない。自分も溢れるメディアの山を何とかしたいとは思う。いずれ、ネット経由でのフルHD画質のコンテンツ配信・販売も始まるだろう。だが、その前にやることが一つ。ロスレスオーディオでの音楽コンテンツ配信・販売の確立だ。

自分はまだ、有料のmp3コンテンツを購入したことがない。何故購入しないかというと、ロスレスでないからだ。

こと音楽に関してのこだわりが大きい自分としては、多少値が張ってもロスレスオーディオコンテンツを購入したいと思っている。おそらく結局は、家から持ち出し、外で音楽を聴くときは、圧縮フォーマットに変換してしまい、さらにその音質に満足するであろうことも否定できない。だが、高音質マスターを持っている安心感というものを得たい。そして、家ではその高音質マスターを、そこそこのスピーカーとアンプで再生するのだ。

そうなると、問題になるのがハード。もはやノイズ混じりのパソコンの、LINE OUT経由で音楽聴きたいとは思わない。光デジタルOUTは必須。オンキョーあたりが、HDD搭載型のオーディオ機器や、高音質PCを出してはいるものの、ハイエンドオーディオの機械となると、自分はまだその存在を知らない。
HDオーディオ BR-NX10
HDオーディオコンピュータ APX-2
おそらくは、上記HDオーディオコンピュータが進化して、HDD搭載型ハイエンドオーディオのハードに据え置かれるのだろうが、ピュアオーディオファンはそんなんでは満足できないんだろうなあ。*1

もうなんか、CDもSACDもやめて、レコードに回帰すればいいんじゃないかと思うようになってきた。

*1:"ノイズを完全除去するD/Aコンバーター回路技術やデジタルアンプ回路技術を進化させて、驚異的な高SN比120dBを達成"とあるが、ノイズをD/Aコンバータ等で除去している時点で、原音忠実再生指向の人たちからしたらアウトだろうなあ