Concerto For Voice And Orchestra - Datevik Hovanesyan And The Big-Band Of Vladimir Chekasin / Konstantin Petrosyan
※今回改めて聴き直したら、やっぱり凄かったので、6年前(2007/6/3)のレビュー記事を加筆修正して、最新に持ってきました
旧ソ連のジャズピアニスト、Konstantin Petrosyan(Konstantin Petrossian)と、ビッグバンド、The Lithuanian SSR Conservatoire Big Band、1986年リリースのLP。
収録曲は"Concerto For Voice and Orchestra"の1曲のみ。ビッグバンドながらタイトな演奏を聴かせてくれるところは、まるで、チェコのPrague Big bandのようだ。
AB面合わせて32分の演奏は長く、気軽に聴くには躊躇するきらいもあるだろうが、スキャットあり、シンセソロ、アルトサックスソロあり、そしてガンガン変化する曲調と、非常に起伏に富んだ内容で聴き手を飽きさせない。
伸びと張りのある、魅力的なボーカルを聴かせてくれるのは、Datevik Hovanesian。彼女のウェブサイトによるとこのLPはCD化しているようだ。アマゾンに売ってたので誰か買って確かめてくれ!
くっそ長い曲だけど、最高の内容。
特に自分的にツボすぎるスキャット部分だけを編集して、違和感ないようにリミックスしてみたい、とか思ってしまう。
Concerto For Voice And Orchestra - Datevik Hovanesyan And The Big-Band Of Vladimir Chekasin / Konstantin Petrosyan
1986, USSR, Merodia, C60 24479 009
1. Concerto For Voice And Orchestra
この大作をここまで聴かせられる Petrosyan の構成力には脱帽です。