レミーのおいしいレストラン

見てきた。

ストーリーは楽しくて面白くて、子供にも安心して見せられる内容だ。レストランものというだけあって、日本のマンガともストーリー展開はかぶるのだが、見せ場の多い映画だ。よく出来た映画は、テンポがいい。トントンと話が進むところが気持ちいい。それに何よりサクセスストーリーというのがいい。ハッピーな映画だ。ハッピー過ぎて涙腺も緩むというもの。

そして、ピクサーのCG技術は高まる一方だ。水そのものの表現力や、水に濡れた衣服の表現はもはやCGという域を超えているのではないかと思う。それに食べ物の表現。CGの食べ物が美味しく見える。おなかのすく映画でもある。

あとは、音楽。Mr.インクレディブルでも良作を聴かせてくれたマイケル・ジアッチーノだ。この「レミーのおいしいレストラン」はMr.インクレディブルと同じ様に、人間を描いている点が興味を引いた。そして映画館で実際に作品を見る。やはりMr.インクレディブルと雰囲気がかぶる。途中、ジャジーなBGMが聴こえてきた時、ああ、きっとマイケル・ジアッチーノだな、と確信した。今回もエンドクレジットが最高だ。なんでこんなにセンスがいいんだろう。

ハッピーなストーリー、美しい映像、最高の音楽、非常にバランス感覚に富んだ映画だ。ピクサーおそるべし。