428を大体クリアした。

本編とカナン編だけだけど。もうひとつのボーナスシナリオは後で見る。
以下はネタバレというか、カナン編に対する文句。

ネタバレ

しかし、カナン編の文章は慣れなかったなあ。文章だけだったらまだ耐えられたかもしれないが、あの声優の声と、あの絵を含めて語られると、カナンとサダカの子供っぽさが余計に際立つ感じがして、うわ、なに、この中二病全開シナリオ、きめええええ、というような感想だ。アニメ声で小難しいこと語られてもまったく説得力なし。

加えて、シャムの声が大塚明夫で、職業「傭兵」となるとどうしてもメタルギアソリッドソリッド・スネークを連想してしまって、これも違和感。

絵がメタルギアソリッドの設定画風で大人っぽかったら、まだマシだったかも。だってシャムが50歳ってあの絵では思えないもん。中東を舞台にするなら、もうすこし埃っぽく、泥臭い雰囲気に持っていけなかったのかねえ。きれい過ぎるんだよ。

と、文句ばかり言っているが、奈須きのこの妙な倒置法や、文体にも慣れてきた終盤のスピード感は良かった。シャムは死に際のクセに良くしゃべるな、とも感じたけど、眠くはならなかったなー。

一方、序盤は本文での視点が神視点だったり、シャム視点だったりとなんだかあいまいに感じられ、これはおれの読解力のなさが原因なのだろうか、などと一瞬馬鹿にされたような感覚で、たびたび5分ばかり寝たり起きたりしながら文章を読み進めたのであった。