Future Talk / Urszula Dudziak

ポーランド出身の超絶スキャッター、Urszula Dudziakのアルバム、"Future Talk"について。

このレコード、正確にはポーランドのレーベルからのリリースではない。アメリカのInner City Recordsからの1979年のリリースとなる。でも、分類的にはポーランドとしておく。

http://www.discogs.com/Urszula-Dudziak-Future-Talk/release/636674

プロデュースは、1979年の時点での夫であるMichal Urbaniak。

注目トラックはもっともUrbaniakプロデュースっぽい高速ナンバー、"Shenkansen"だ。日本の新幹線をイメージして作られたのだろうと思う。確か、ジャケットに英語で解説が書いてあってので見なおしてみよう。

注目トラック第二弾は、"Roxanne"。以前はインパクトの強い"Shenkansen"に心を奪われたが、今はこちらのほうが好きだ。
良い曲は出だし15秒で決まる!という信念を少なからず持っていたりするのだが、例外も多い。それはこの曲にも当てはまる。1分間辛抱し、フレットレスベースのフレーズが終わってテンポアップして行くと、その先はなんとも素晴らしいメロディが控えている。
特に曲中盤のUrszulaのスキャットソロ〜Urbaniakのバイオリンソロが聴きどころだ。最初と最後の曲の印象のなんと違うことか。

ちなみに、ベースはMarcus Miller、サックスはポーランドのサックス奏者、Zbigniew Namyslovski(ズビグニエフ・ナミフオフスキ)だ。何気に豪華なメンバーなのだ。

自分はレコードで所持しているが、何年か前にCDで復刻されている。

Future Talk

Future Talk

買い直すかどうかはビミョー。アメリカのレコードは盤質が良いので、チリチリノイズがあまり気にならないのである。

Future Talk / Urszula Dudziak

1979, US, Inner City Records, IC 1066
Side A

  1. Kasia's Dance
  2. Moontag
  3. Future Talk
  4. Shenkansen
  5. Chorale For One
  6. Klick

Side B

  1. Roxanna
  2. Quiet Afternoon
  3. By Myself
  4. The Cats
  5. Double Bounce

http://www.discogs.com/Urszula-Dudziak-Future-Talk/release/636674